私と彼女のワンピース 2014.11.4

 

 

 

空気が冷たくなってきた

 

私はこれからの季節の、身体の温かさとの温度差を待ちわびている

 

ひやりとした空気、衣服、食器、ドアの取手、なにもかもが冬を持っていて

 

私は色々なもので自分の身体を温かくしながら、それらとの関わりを楽しむ という贅沢だ

 

少し先の季節のことを考えていたら、

 

ふと 小学生のころ、時々一緒に帰っていた女の子のことを思い出した

 

いつもきちっと髪を二つに結っていて、目が大きくて、華奢ですらっとした子

 

私は学校の子と長い時間一緒に居ることが得意ではなかったけれど、

 

その子はさっぱりとしていて、意志が強くて、でも自分を人に押し出さない感じが好きだった

 

なにより、目が綺麗だった

 

ある冬に私たちはたまたま、色違いの同じワンピースを持っていて

 

厚手の生地、形は袖無しで、私は黒色 彼女は焦げ茶色

 

当時、女の子の中では子ども服のブランドがあったりしたけれど、

 

きらきらとしたロゴが入った服よりも、

 

その彼女とお揃いのワンピースがなにより嬉しかったのを憶えてる

 

 

 

その子は、中学にあがる前にどこかに引っ越してしまった

 

もし仮に、私たちがそのまま中学生、高校生になる間を共に過ごしたら

 

順調に楽しく心を通わせていたのだろうか?

 

もしくは、さらに選択が多くなっていく凄まじい学生生活の中で、

 

それぞれが自然とお互いを必要としなくなっただろうか?

 

彼女は今、何を食べ どんな服を着ているのだろう

 

時々は、しっかりと幸せな気持ちになったりしているだろうか