水を飲むこと 2014.08.27
学生時代、夏。
友人と青森に旅行へ出かけたことがある
なんだかくたくたになって、
帰りのフェリーの待ち時間のあいだにレストランへ
差し出された水を、友人である彼女が飲んでいる
自然な表情で、当たり前に水を飲む彼女をみていたら
ああ これってすべてなのかもしれないな、
そんなふうになんとなしに実感していたことを思い出す
「生きていくっていうことは、
ごくごくと水を飲むようなものだって、」
−吉本ばなな 著 アムリタ−